ニュータトゥー

今晩は今藤です。

 

前回までは北欧メタルを続けて紹介させてもらいました。

 

今回は視点をヨーロッパからググッとアメリカの方に移していきましょう。

 

国が違えば好みも違うようで、L.A.メタルのスタイルはここでしか生まれえなかったように思えます。

 

「セックス、ドラッグ&ロックンロール」彼らはこれを掲げますが、実践するのは意外と難しいのではないでしょうか。

 

なんたってすぐ廃人。

 

これを地で行くのがモトリークルー。

 

メタルシーンにおいて基本的に一昔前のヴォーカルは下手くそと相場が決っていますが、このバンドは特にヒドイ。

 

しかしだからこそメタルは革命的に楽器の技術が向上したという事情もあるのですが。

 

モトリーの見た目に関しては若干ワイルドなXJAPANを想像すれば分かりやすいと思います。

 

一般的に連想される硬派なメタルバンドからするとナンパでチャラチャラしており、加えて「セックス、ドラッグ&ロックンロール」ホントにタチの悪い連中といえます。

 

また、彼らの生い立ちはつらいものが多く、すさんだ環境で少年期を過ごしたメンバーが大半です。

 

一見明るく中を舞うような刹那的で、一種の情念溢れるメロディは彼らにしか生み出せないものがあることは間違いありません。

 

後先考えず、薬中でヘロヘロになってもバンドだけは辞められない、大好きなヘロイン止めてでもステージにだけは立ち続けたい。

 

彼らにとってはバンドを辞めた後の行き場はないからでしょう。

 

初学者には「Dr.Feelgood」

 

ちょっと勉強の進んだ方には「Saints Of Los Angeles」

 

皆さんもメタルは1日1時間適度に消費していきましょう。

 

こんどう

 

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